27日の米国株式市場は、カンザスシティ連銀主催「経済シンポジウム」(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が焦点になる。
25日までナスダック総合指数、S&P500が連日史上最高値を更新したが、26日は一服し、主要3指数は揃って反落した。カンザスシティ連銀のジョージ総裁をはじめ、複数のFRB(米連邦準備制度理事会)高官がテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に前向きの発言を行っており、FRBはタカ派のスタンスが目立つ。一方、パウエルFRB議長は従来からテーパリングには慎重姿勢であり、ジャクソンホール会議で新機軸を打ち出すか注目される。ただ、翌週にはデルタ株感染拡大の影響が出るとみられている米8月雇用統計が控えている。9月にはFOMC(米連邦公開市場委員会)もあり、重要な雇用統計を見極めないうちにテーパリングに傾く可能性は低いとみられる。無風通過(早期テーパリング観測の後退)なら株式市場にはフェーバーだが、すでに織り込み済みとみられることに加え、史上最高値圏でもあることから戻りは限定的だろう。
<主な米経済指標・イベント>
7月個人所得・個人支出、カンザスシティー連銀主催「経済シンポジウム」(ジャクソンホール会議)でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演
(日付は現地時間)
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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