大阪市福島区で「松本病院」を経営する医療法人友愛会が26日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、弁済禁止の保全処分と監督命令を受けた。帝国データバンク大阪支社が27日に発表した。新型コロナウイルスに感染した入院患者を受け入れる病院が倒産したのは全国で初めてだという。負債総額は約52億円。
同支社によると、松本病院は内科や外科など幅広い外来診療のほか、救急患者の24時間受け入れも行う地域の中核病院。今年1月からは大阪府の要請を受け、新型コロナに感染した軽症と中等症の患者を一部の病床で受け入れた。
だが、コロナ禍以前から医療設備の積極的な導入などにより投資負担が増え、債務超過に陥っていた。昨年からは新型コロナの感染拡大の影響で、外来患者が減少。感染患者の入院受け入れで医療体制が逼迫(ひっぱく)し、外来患者の減少に拍車がかかって経営が悪化していたという。
今後はスポンサーを探して病院の運営を続けながら、経営再建を目指すという。(加茂謙吾)
コロナ入院を受け入れてきた大阪の病院が倒産、全国初か [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル
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