【NQNニューヨーク=張間正義】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比273ドル38セント(0.8%)高の3万5405ドル24セントで終えた。先週来、戻りが急ピッチだったハイテク株に利益確定売りが出た一方、相対的に上昇が鈍かった景気敏感株が買われた。
ダウ平均など主要株価指数は1月28日以降、3営業日連続で取引終了にかけ上げ幅を広げた。今年に入ってからの株安を受けた年金基金の資産配分見直しに伴う株買いとの観測が出ている。
投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は1割強低い21.9で終えた。24日に40近くまで上昇した後はじりじりと低下しており、投資家の先安懸念は薄れつつあるようだ。
景気敏感株が買われ、航空機のボーイングが4%高、建機のキャタピラーと化学のダウも上昇した。石油のシェブロンは3%高。同業のエクソンモービルが1日発表した決算が市場予想を上回り、石油株全体が連れ高した。
半面、ハイテク株は利益確定売りに押された。スマートフォンのアップルと顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが安い。1月に発表した米ゲームソフト大手の買収計画に関し、米連邦取引委員会(FTC)が反トラスト法(独占禁止法)の審査をすると伝わったソフトウエアのマイクロソフトも下げた。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比106.120ポイント(0.7%)高の1万4346.003で終えた。ネット検索のアルファベットと交流サイトのメタプラットフォームズが上昇した。動画配信のネットフリックスも大幅高。
米国株、ダウ続伸し273ドル高 景気敏感株に買い ナスダックも上昇 - 日本経済新聞
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