京王線の車内で昨年10月、乗客が男に刺されるなどして17人が重軽傷を負った事件を受け、京王電鉄は1日、新たな安全対策をまとめた。早期に電車内の状況を把握するため、リアルタイムで映像を共有できる防犯カメラを全車両に導入する予定だ。同社によると、刺傷事件があった車両には防犯カメラはなく、現場の特定や車内の状況把握に時間を要した。新たな対策では、京王線と井の頭線の計873両で、車内の映像を指令所で即時に確認