【NQNニューヨーク=横内理恵】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前営業日の14日と比べて40銭円安・ドル高の1ドル=114円55~65銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の早期引き締めを見込んで米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を手がかりとした円売り・ドル買いが優勢だった。
米長期金利の指標である10年債利回りは18日夕に一時1.88%と2020年1月以来、2年ぶりの水準に上昇した。金融政策の影響を受けやすい2年債利回りはほぼ2年ぶりに節目の1%を超えた。18日は米原油先物相場が7年ぶりの高値を付け、インフレへの懸念を強めるFRBが早期の金融引き締めに動くとの観測が一段と強まった。幅広い通貨に対してドルが買われ、円の対ドル相場の重荷となった。
ただ、円の下値は堅かった。米株式市場でダウ工業株30種平均が前週末比543ドル安で終えた。投資家が運用リスクを取りにくくなり、低リスク通貨の円を支えた。
ニューヨーク市場での円の安値は114円72銭、高値は114円46銭だった。
円は対ユーロで3日続伸し、前営業日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円70~80銭で取引を終えた。米株安を受け、対ユーロで低リスク通貨とされる円が買われた。
ユーロは対ドルで続落し、前営業日比0.0090ドル安い1ユーロ=1.1320~30ドルで終えた。FRBによる早期の金融引き締め観測や米欧の金利差拡大を受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。
ユーロの安値は1.1315ドル、高値は1.1382ドルだった。
NY円、続落 1ドル=114円55~65銭で終了 米長期金利上昇でドル買い - 日本経済新聞
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