[東京 19日 ロイター] - きょうの東京株式市場で、日経平均株価は続落が想定される。前日の米国株式市場でナスダック総合が大幅安となった流れを引き継ぎ、東京市場でもハイテク株を中心に売りが広がるとみられている。日経平均は再び2万8000円を割り込み、下値を模索する展開となりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万7800円─2万8300円。
連休明け18日の米国株式市場では主要3指数が大幅に下落した。米国債利回りの上昇を受けてハイテク株が売られたほか、ゴールドマン・サックスの決算が振るわず金融株が急落した。ナスダックは2.60%安となり、200日移動平均線は2020年4月以降初めて終値で割り込んだ。
現在のドル/円は114.65円付近と、17日午後3時時点の114.51円からほぼ横ばい。シカゴの日経平均先物3月限(円建て)清算値は2万8005円と前日の現物終値を250円ほど下回っている。
日本株は前日から原油価格や米金利の上昇を織り込んでいたものの、米10年債利回りは引け後に一段高となり、一時1.8810%と2020年1月以来の高水準を付けた。市場では「前日の時点では十分に織り込み切れていない」(国内証券)との声が聞かれる。
とりわけ、半導体関連など高PER(株価収益率)銘柄は利益確定売りが強まりそうだ。18日のフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は4.44%安。値がさ株ハイテク株の重しとなるとみられている。
主なスケジュールでは、衆議院本会議での代表質問が予定されているほか、米国で週間レッドブック大規模小売店売上高、モルガン・スタンレー、P&G、バンク・オブ・アメリカなどの企業決算を控えている。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 28257.25 30795.78 26954.81
-76.27 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 28005(円建て)
今日の株式見通し=続落、米ナスダック安で日経2万8000円割れ - ロイター (Reuters Japan)
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