「40年以上続けてきたものが終わってしまうのはつらい」「同時に潮時かなとも思う」
――まず、マジック魔法刀の終売理由を教えてください。 マジック魔法刀は、ばねや刃、持ち手などといった国内メーカーのパーツを集めて作っています。そのパーツを内職屋さんが組み立て、加工して箱詰めして商品にしているんです。同じ内職屋さんが昔からずっと作ってくれていたのですが、40~50年販売してきた商品なので、その方がもうかなりご高齢なのと、市場の状況の変化も理由です。 うちは小売りではなく卸元で、360個を1ケースで問屋に卸すという風に仕事をしています。しかしその問屋さんからの注文が、昔と比べると落ちてきてる。同じような中国産の商品が市場に出回っており、そちらにお客さんが行ってしまったり、売れ行きが昔ほどではなくなってきたので、潮時かなと。それで製造を止めて終売にしたということですね。 ――なるほど。では、玩具店などの市場在庫がなくなり次第販売終了ということでよろしいでしょうか。 そうなりますね。 ――ネットでは終売ということで悲しみの声が多く寄せられていますが、最後に反響について何かコメントをいただくことは可能でしょうか。 私も同じ気持ちです。自分も今50過ぎで、小学生の頃から記憶にあるものですしね。40年以上やっていたものが終わってしまうのはつらいことです。そういった声にお応えして、もしまた別の内職屋さんが見つかって復活できれば……という気持ちもないことはないのですが、同時に潮時かなとも思うのです。 弊社ではレストランなどで提供されるプラスチックおもちゃや、100均のおもちゃなど、小物玩具が主な商品となっています。しかし歴史があって一番メジャーな商品は「マジック魔法刀」でした。本当に長く親しまれていた商品でした。
子ども向け玩具「マジック魔法刀」が製造終了 刃が引っ込む定番おもちゃ、メーカーに理由を聞いた(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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