[東京 17日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は一進一退の展開が見込まれている。相場の過熱感が残っているほか、3連休を控えた週末でもあり利益確定売りが出やすい一方、先高期待も根強く、下がれば押し目買いが支えとなって底堅さは継続しそうだ。
日経平均の予想レンジは3万0100円─3万0500円。
前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅安、ナスダック総合が小幅高となった。8月の小売売上高は予想外に増加。国債利回りの上昇でハイテク株が圧迫されたほか、ドル高が輸出関連株の重しになり、主要3指数はこの日の取引の大半をマイナス圏で推移した。
東京市場で日経平均は、前日終値を挟んで一進一退が想定される。シカゴ日経平均先物は前日の現物終値を上回っており、日経平均はプラスで始まりそうだ。ただ、国内の3連休や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた週末でもあり、利益確定売りの圧力も見込まれる。
日本株は急上昇を経た過熱感が残っており、上値追いに慎重な一方、新型コロナウイルス禍からの経済正常化や、国内政治の変化への期待から先高観も根強い。市場では「過熱感はまだ十分に冷めておらず、スピード調整が継続しそうだ。レンジの動きとなり、トレンドは出ないのではないか」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声が聞かれた。
自民党の総裁選がきょう告示される。投開票は29日。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 30323.34 30795.78 26954.81
-188.37 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 30335(円建て)
今日の株式見通し=一進一退、連休控え利益確定売りと先高観が綱引き - ロイター (Reuters Japan)
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