【ニューヨーク時事】週明け14日午前のニューヨーク株式相場は、ウクライナ情勢をめぐる警戒感が重しとなり、続落している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比187.99ドル安の3万4550.07ドル。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は41.29ポイント高の1万3832.44と反発。
前週末11日にロシアのウクライナ侵攻が近いとの報が流れたことをきっかけに、情勢は一気に切迫。これを受け、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は12日に電話会談を行ったものの溝は埋まらず、緊張状態が続いている。ただ、ロシアのラブロフ外相が米東部時間14日朝、米欧との対話継続をプーチン大統領に進言したと伝わったことで、投資家の強い警戒感は幾分和らいでいる。
この日朝はまた、米テレビに出演したセントルイス連銀のブラード総裁の発言が注目を集めた。ブラード氏は7月1日までに合計で100ベーシスポイント(bp)の利上げが必要との見解を改めて表明。CMEグループのフェドウオッチによれば、この発言を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が3月に0.50%の大幅な利上げに踏み切る確率は56%から67%に上昇した。今後の金融政策動向を占う上で、今週は15日発表の1月の卸売物価指数(PPI)、16日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25~26日開催分)がイベント視される見込み。
個別銘柄を見ると、一部金融機関による投資判断の引き上げを好感し、タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーが約4%高。ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマンなど防衛大手は総じて軟調。(了)
〔米株式〕NYダウ続落、180ドル超安=ナスダックは高い(14日午前) - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
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