(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=115.01円(前営業日比△0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=130.22円(▲0.36円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1322ドル(▲0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:34079.18ドル(▲232.85ドル)
ナスダック総合株価指数:13548.07(▲168.65)
10年物米国債利回り:1.93%(▲0.03%)
WTI原油先物3月限:1バレル=91.07ドル(▲0.69ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1899.8ドル(▲2.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米中古住宅販売件数
前月比 6.7% ▲3.8%・改
年率換算件数 650万件 609万件・改
1月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.3% 0.7%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。緊迫化するウクライナ情勢を背景にユーロ売り・ドル買いが優勢となり、2時30分過ぎに一時1.1315ドルと日通し安値を付けた。
ロシアはこの日、プーチン大統領が指揮する軍事演習を19日に実施すると発表。大規模な演習となる見通しで、米欧からの反発は必至とみられる。市場では「北京冬季五輪の閉会式を20日に控え、ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感は強い」との声が聞かれた。
また、ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力は本日も相手側が停戦合意を破り、攻撃を仕掛けてきたと互いを非難。「ウクライナ東部ドネツク市で大規模な爆発があった」と伝わるなど、東部情勢は緊迫している。
なお、「欧州中央銀行(ECB)当局者らは資産購入を9月終了することで一致し、年内の利上げに傾きつつある」との観測報道を受けてユーロに買い戻しが入る場面もあったが、ウクライナ情勢を巡る懸念が根強い中、戻りは鈍かった。
・ユーロ円も続落。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクへの警戒が高まる中、欧米株価の下落を受けてリスク・オフの円買い・ユーロ売りが優勢となった。前日の安値130.40円を下抜けて、2時30分過ぎに130.21円まで値を下げた。
ECBはこの日、「理事会メンバーが24日にパリで非公式会合を行う」と発表した。ラガルドECB総裁はツイッターで「これは久しぶりの対面での会合であり、幅広い議題を協議する機会だ」などと述べた。
・ドル円は3日ぶりに小反発。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入った半面、対ユーロなどでドル高が進んだ影響を受けたため、NY市場では大きな方向感が出なかった。
市場では「ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が強いうえ、米国の3連休を控えて、様子見ムードが広がった。ポジションを一方向に傾ける動きは手控えられた」との声が聞かれた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。ウクライナ情勢を巡る緊張の高まりが運用リスクを回避するための売りを促した。市場では「3連休を前に多くの投資家が買いを手控えた」との指摘もあり、一時330ドル超下落した。ただ、前日には今年最大の下げ幅を記録しているだけに、自律反発狙いの買いも入りプラス圏を回復する場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。緊迫化するウクライナ情勢を背景に、相対的に安全資産とされる米国債が買われた。米国株相場の下落も債券買いを誘った。
・原油先物相場は続落。イラン核合意再建をめぐる交渉進展期待や、投資家のリスクオフ志向が根強いことから、これまで急速に買われてきた反動で3連休を控え利益確定売りが優勢となった。ただ、ウクライナ情勢の緊迫化を背景としたエネルギー供給不安を背景とした買いも入り、下押しは限定的。
・金先物相場は3日ぶりに小反落。約8カ月ぶりの高値水準まで上昇し、米市場の3連休を前に利益確定売りに押された。ただ、ロシアのウクライナ侵攻への警戒感は根強く、小幅の下落にとどまった。
NYマーケットダイジェスト・18日 株安・金利低下・原油安・ユーロ安|FXニュース - ザイFX! - ザイFX!
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