ユーロ圏の昨年12月のインフレ率は予想外に伸びが加速し、過去最高となった。現在の物価上昇は一過性との見解を崩さない欧州中央銀行(ECB)にとって、今後の対応が難しくなるとみられる。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した12月の消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比で5%上昇と、それまでの最高だった前月の4.9%上昇から加速した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は4.8%上昇だった。
食料品やエネルギーといった変動の激しい項目を除くコアCPIは2.6%上昇で、前月と同じ伸びだった。
12月のユーロ圏消費者物価指数:速報値(表)
一方、昨年12月のユーロ圏の景況感は新型コロナウイルスのオミクロン変異株の出現で、アナリストが予想した以上の落ち込みとなった。
原題: Euro-Area Inflation Unexpectedly Hits Record in Test for ECB (1)
ユーロ圏インフレ率は過去最高の5%、予想外の加速でECBに試練 - ブルームバーグ
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