26日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇幅を広げている。10時時点は1ドル=114円94~95銭と、前日の17時時点から44銭の円高・ドル安だった。日本時間早朝に南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異型が検出され、感染が急増していると伝わった。海外での感染拡大への懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり、「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となっている。
26日午前の日経平均株価が大幅に下げていることもリスク回避の円買いを誘った。このところ円安・ドル高が急ピッチで進んでいたため、利益確定や持ち高調整の円買い・ドル売りも入った。10時前の中値決済に向けては「ドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸入企業による円売り・ドル買いが円の上値を抑えたようだ。
円は対ユーロでも上昇しており、10時時点は同50銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=128円90~92銭だった。ユーロは対ドルで横ばい圏で推移しており、10時時点は同0.0001ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1214~15ドルだった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
外為10時 円、上げ幅拡大 114円台後半 南アで変異ウイルス、リスク回避の買い - 日本経済新聞
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