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Rabu, 29 September 2021

恒大危機など序の口、中国不動産バブルの恐るべき深度と規模の全体像 - 現代ビジネス

恒大集団バブルはこうして膨らんだ

日本のマスコミでも連日に報じられているように、中国の代表的な不動産開発大手の恒大集団が33兆円にものぼる巨額な負債を抱えて、今やデフォルト寸前の窮地に立たされている。

恒大集団ホームページ

恒大集団は1996年に、創業者の許家印氏の下で社員数わずか十数名で立ち上がった零細企業であったが、創立から25年間、今は従業員数が20万人、年間売上が7000億元(約12兆円)のマンモス級巨大企業に成長してきている。

創立当時から不動産開発を主業とする恒大集団の驚異的な急成長の背後にあるのは当然、1990年代半ばから始まった中国の不動産市場の急成長とそれに伴う不動産バブルの膨らみである。

まさに恒大集団創立の前後において、中国では国家による住宅配給制度の廃止を骨子する住宅改革が実施された。そのことの結果、十数億の国民の多くが家を買って「不動産」を持つようになった。この巨大な需要を背景にして国内の不動産開発業がゼロから興って、中国経済を支える一巨大産業に成長してきた。

そしてそれに伴って、中国版の不動産バブルは信じられないほどのレベルにまで膨らんできているのである。

恒大集団はまさにこのような時代の流れの中で急成長を成し遂げたから、ここではまず、「恒大危機」の背後にある、中国の不動産開発業の成長と不動産バブルの実態を、一連の数字を通して見てみよう。

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