[東京 29日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた米国株式市場が落ち着いた動きとなったことから、反転して始まりそうだ。ただ、戻り売り圧力が気にされるほか、中国などアジア株の動きも警戒され、上値は限定的になるとみられる。物色面では、引き続き好決算銘柄が個別に買われるとみる関係者が多い。
日経平均の予想レンジは2万7500円─2万7900円。
28日の米国株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利上げ検討は程遠いとの認識を示したことを受け、S&P総合500種がほぼ横ばいで終了。ダウ30種はマイナスだが、ナスダック総合は上昇した。FRBは27─28日に開いたFOMCで、米経済の回復は引き続き順調との見方を示した。
イベントが無事通過したことで、日経平均はシカゴ先物終値2万7790円にサヤ寄せして始まりそうだ。ただ、引き続き薄商いが続く中で、戻り売りが意識されるため、買い一巡後は全体的にもみあうとみられる。決算発表の内容をにらんで、個別物色の動きになりそうだ。
香港、上海などアジア株の動向が引き続き警戒されそうで、「日本をアジアのひとつとして捉える海外勢もいるだけに、アジア株の崩れは日本株の大きなマイナス要因になる」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声がある。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27581.66 30714.52 27002.18
-388.56 2021年2月16日 2021年1月6日
シカゴ日経平均先物3月限 27790(円建て)
今日の株式見通し=強もちあい、FOMC受けた米国株は落ち着いた動き - ロイター (Reuters Japan)
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