経団連は1日の定時総会で、新会長に住友化学会長の十倉雅和氏(70)を選任した。病気療養のため任期途中で辞任する中西宏明氏(75)の後任で、慣例では2期4年務める。新型コロナウイルス禍や米中対立、脱炭素化の取り組みといった難題を抱える中での緊急登板となる。
副会長には、IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子会長ら6人が新たに就任した。女性の副会長起用は初めてだ。副会長は18人から19人に増えた。
総会後には、新型コロナウイルスのワクチン接種拡大に向け緊急提言を決議。冬の到来までに集団免疫を獲得する必要があり、早急に接種体制を確立すべきとした。また、経済界としても産業医の派遣や接種会場の提供などで協力していく方針を示した。一方、脱炭素化では10月下旬までに自主行動計画「カーボンニュートラル行動計画」をまとめ、取り組みを強化する方針だ。
十倉氏は就任のあいさつで「社会性の視点、国際協調、デジタルとグリーンをキーワードに、広く国民や社会全体から支持される経団連を目指していく」と語った。
住友化学出身の会長は平成22~26年に務めた米倉弘昌氏以来2人目。
経団連会長に十倉氏選任 中西氏辞任で緊急登板 - 産経ニュース
Read More
Tidak ada komentar:
Posting Komentar