4月28日発売の週刊文春が、国民民主党の山尾志桜里衆議院議員の議員パスの“不正使用”について報じている。 【写真】安倍総理が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」 週刊文春といえば2017年9月7日発売号が、「山尾志桜里(43)イケメン弁護士(9歳下)とお泊り禁断愛(スクープ撮)」と題して、弁護士の倉持麟太郎氏との“不倫疑惑”を報道。 山尾氏は民進党の前原誠司代表(当時)に初の女性幹事長に内定されたが、党内では「野党共闘派の山尾氏が幹事長なんてがっかりだ」などと反対が多かった。 これに冒頭の文春砲が加わったため、「山尾幹事長」は実現しなかった。山尾氏は倉持氏との不倫疑惑を否定したものの、9月7日に民進党を離党。国会議事堂閉館後に院内で行われた記者会見では、記者からの質問を一切無視した。 その山尾氏に再度、強烈な文春砲が放たれた。内容は冒頭の議員パスの“不正使用”の他、倉持氏の元妻が昨年に自死していたことだ。倉持氏の元妻は週刊文春2018年3月22日発売号に手記を寄せ、夫と長男を奪われたことを激白。ついにそのショックから立ち直れずに、昨年自ら命を絶ったという。 もっともこれはもっぱら倉持氏と元妻との問題で、山尾氏は元妻の自殺と“無関係”ともいえるだろう。しかしながらその経緯を見れば、元妻が山尾氏を恨んでいたことは間違いない。 こうした問題について週刊文春から質問を受けた山尾氏は、倉持氏との関係については無視を決め込み、議員パス使用については「法規にのっとり対応した」と自分に非がないと回答した。なお検事だった山尾氏のこの言葉は、極めて重い。
一転して非を認めたが…
ところが4月28日午前8時58分には、以下のようなツイートを投稿。一転して自分の非を認めた。 「議員パスの件について。公私の別を大切にしている自分として、その区別が曖昧にみえる行動をとるのはよくないと深く反省しています。今後このようなことがないように十分に気をつけてまいります。本当に申し訳ありませんでした。」 だが同日午前の衆議院外務委員会が終了後、記者からぶら下がりを求められたものの、山尾氏は「追って対応については自分の言葉で伝えさせていただきたい」と事実上の拒否。同日午後1時15分に次のようにツイートした。 「【今後の対応について】 東京で暮らし東京で働く環境で、議員パスを通じた公私の曖昧をなくすためには、東京都内の移動にパスを利用しないこととするのが、今私にできる最善の対応と考えています。改めてお詫びするとともに、仕事を通じた信頼回復に努めていきます。」 ちなみにこの日は午前10時30分から玉木雄一郎代表の会見が開かれており、この問題について玉木氏は次のように答えている。 「議員パスについては、私が見ても不適切な使用が含まれていると言わざるをえない。法律に基づいていえば、『職務の遂行』に資するために認められているので、完全なプライベート用には使うべきではない」 玉木氏は党内の一部の女性議員から厳しい意見があったことを明かしつつ、その日の朝に山尾氏と電話で話し、報告を受けるとともになんらかの形で「説明」することと、都内ではパスを使わないように伝えたことを述べている。 その「説明」が行われたのが、その夜に配信された「GO! GO! こくみんライブ」だった。玉木氏とともに出演した山尾氏は、番組冒頭で以下のように述べている。 「週刊誌報道を受けて、議員パスの使い方についてご指摘を受けています。私自身、公私の別というのを大切にしてきたので、その自分が区別が曖昧に見えるような行動をとるのは本当に良くなかったと、本当に反省しております。申し訳ありませんでした。 それでどうやったら同じことが起きないかと考えましたけれども、やはり東京で暮らして、東京でまあ働いている中で、議員パスを通じてやっぱり公と私が曖昧になるのをしっかりなくすためには、少なくとも都内の移動にこのパスを使うのを止めるということが今の私にできる再発防止の最善策だというふうに考えております。 改めてお詫び申し上げるとともに、今後このようなことがないようにしっかりと十分に気をつけて、また仕事を通じて信頼関係を回復していきたいと思っております」 しかしこのわずか50秒の一方的な声明で、記者会見の代用とされるのか。この動画のコメント欄もSNSにも、山尾氏への辛辣な批判であふれていた。 山尾氏が倉持氏の自死した元妻に触れなかったことも、その一因だろう。もっとも元妻はすでに倉持氏と離婚しており、山尾氏と法的な関連性はない。 だがそれでは、何か大事なものが欠落してはいないか。日本人が最も大事にする「情」である。
山尾志桜里“議員パス”不正使用の大問題…国民民主党はもうダメかもしれない(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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